世の中ほとんどの人は自分もしくはその家族のためには頑張るわけで、特にお金に関してはシビアなものである。だから収入源は非常に大事にする(ましてや金の卵なんてねぇ)。
(また野球の話で恐縮なのだが・・・)プロスポーツで選手を大事にしなければその選手はチームを抜け、チームの人気は落ちて行くばかりである。そこで「金の卵」として大事にするわけだけど、大事にしすぎるのも果たしてどうか、ということもある。
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何が大事かというのは生んだ金の卵ではなく、金の卵を産むガチョウ(すなわち金のなる木)が大切なのである。金の卵ばかりを大切にしていても仕方がないのである。金の卵となるスターがいるとしてもそのスターばかりを大事にするばかりでは卵なのでいつか腐ってしまう。形ある物はいつかなくなってしまうのだから。スターを大事にすることは重要だけど、金の卵であるスターを生む・育てる環境を大事にする事が一番大事なのである(子供に親しみを持たせる・夢を持たせる・選手とのふれあいを持たせるetc.)。これは人を育てていくのに重要なことではないだろうか。
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プロ野球の巨人軍に福井という選手がいる。なんでも2軍でずーっと苦労してきた人らしい(ファンじゃないから知らない)。その人が1軍で活躍するさまを見て一緒にプレイしてきた2軍の人達は「頑張れば1軍でもプレイすることができるんだ」と思ったという。まぁこういう思いはどこの2軍選手でもあるんだろうけど、巨人の2軍選手が言ったのは巨人がFAなどで他のチームからいい選手(金の卵)をとることが多くなってきて、2軍で頑張ろうと日の目を浴びることはない、と思っていたからだろう。
2軍選手はまだまだ卵であるといっても過言ではない(何をえらそうに)が、金色に光り輝いていないかもしれないが、 磨けば実は金の卵だった、ということもあるかもしれない。
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勝つことを目的とするのはプロとして当然であり、お金があればいい選手がとりたいのは人間として当たり前の心理である。しかし、必ずしもそのような経済的な考え方が正しいとは言えない。巨人には多くのファンがいる。たしかに「巨人しか知らないから」というファンが多くいるせいでもあるが、巨人というブランドにも似た伝統的な球団風潮が好きな人もいるだろう
。巨人にとって大切にするべきはこういうところなのだと思う。巨人に夢を持つ、巨人という強い敵がいる、そういう気持ちを人々に抱かせるのが金の卵を産むガチョウである巨人軍の宿命なんだけど、金の卵だけ大事にするようになっては次が育たない。金 の卵はいつか使えなくなる。その時にどうするか?他のチームから引き抜くだけの人材がいるのだろうか?引き抜きも結構だが、2軍選手たちのような日の目の浴びない選手、入来兄弟のように見捨てられて力を発揮した投手、そういうのも大事なのではないだろうか?
巨人批判と誤解になりそうなのでもう一つの例を。例えばPS2なんてのも例に取ってみよう。重要なのはPS2自体ではなく、PS2を開発したスタッフ、そしてPSの頃から支持してくれているユーザーを大事にしよう、ということである。・・・こっちの方がわかりやすいか。かといってもファン感謝価格といってPSを買ってもいない人のためにPSが安くなったりするのは恩着せがましいのでやめて欲しいが。
これは経営者として忘れてはならない考え方であると思う。人間、目先の目立つ物に捕らわれがちであるが、本当はその目立つ物を生む根底が大事なのだということは忘れてはならない。それはどんな物も同じで、京都の町並みを守るのではなく、京都の町並みを 守ろうとする意識を守ることを考えるっていうことも言えるんではないでしょうかね。ハコモノ開発にはそういう考えがなかったから何ではないでしょうかね。
かといって金の卵を産むガチョウばかりを大事にするという考え方だけになるのも非常に危険なのであるが。
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