予定していた水無川本谷もそれなりに増水していると思われた。
こんな時に(頼りになる?)は大山川だ。
通常、大山川は二重滝の上流部ですぐに水涸れとなってしまい
ほとんどは涸沢、涸棚の遡行で終わってしまうのだが
しっかりした雨の後はしっかりと沢になる。
以前は台風の翌日遡行して水量も台風一過のシャワーを楽しんだこともあった。
ただし上流の6mトイ状滝など一部は水が流れていることにより
クライミンググレードも難しくなってくるので注意が必要。
当日は昼前まで相当量の降水が見込まれたため
集合をかなり遅らせ昼頃から遡行を開始し
夕方には間に合うように時間を見計りながら
エスケープも見据えて� �講習となる。
ミシガン州の最低点は何ですか
二重滝まではケーブルを使わず追分から男坂を登る。
ずっ〜と石段続きの急登なので結構息があがってよいトレーニング。
赤の幟と社が祀ってある二重滝から遡行開始。
流芯左側のフェースを登り、上部の木で確保。
いつもながら何だか罰当たりのような気がして・・・。
"ビッグ·サー(Big Sur) "の写真アルバムの滝の好きな滝
普段はこの上部で水涸れなのだが今日はしっかりフツーの沢登りが楽しめた。
太い倒木のかかる5m滝は巨木下の右から細かいクライミング。
一時この倒木がなくなっていた気がするが。
滝で難しいのは、この倒木5mと上流の6mトイ状滝だが
今日は講習なのでほとんどすべての滝でロープを出しっ放しだった。
確保もそれぞれグレードや確保場所により
ATCガイド、ワンターンボディビレイ、ムンターヒッチ、肩絡みなど
臨機応変に対応していった。
核心部6mトイ状の滝は水量がありいつもより難しい。
ここは左側から高巻いた。
20mほど登って岩を巻けば滝の上流に苦もなく降りられる。
サウスダコタ州スーフォールズ2007年の味
標高920m二俣を過ぎたところで時間を考慮し
大山南尾根へエスケープすることにした。
急な尾根を高度差200m少し登って森林用モノレールを越え
少しスズタケの藪を掻き分けえれば登山道に出た。
下社からは男坂と女坂に分かれる。
どちらも急な階段下りだが、女坂には下の追分まで要所要所に灯があるので
日没のリスクがあるときは女坂がよいであろう。
ケーブルの終了時刻が16時なので、上がったはよいけれど
下りでの日没を気にしない観光客やハイカーが多いので
ここは遭難がいつ起こるともわからない。
大山までは結構時間がかかること、
森林帯では日没1時間前頃からかなり暗くなってしまうので
時間 に十分余裕をもって行動してください。
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